RYOZAN PARK Grand
食・芸術・ビジネスが混ざり合い、創造性を刺激する複合型施設
RYOZAN PARK巣鴨のシェアハウスに隣接する場所を、1階〜4階まで各フロアのフルリノベーションをおこなった。元々このリノベーションプロジェクトは、東京都による「インキュベーション施設運営計画認定事業」に即して検討することが起点となっているため、東京でのシェアオフィスに求められることを様々な視点から議論を重ねた。その結果、RYOZAN PARKが目指すコミュニティを表すための基本コンセプトには「食」が相応しいであろうということに。食を通じて、すべてのコトやモノ、ヒトが繋がりあうイメージを持ちつつ、クリエイティブな未来を共につくり出すチャレンジが求められているというメッセージを兼ね備えた空間づくりがスタートした。「RYOZAN PARK Grand」の1階には、一般的な家庭の調理から、食のプロフェッショナルが使っても遜色ないキッチンを中心に配置した。また内装材には国内外から入手可能な人の顔の見える「素性があきらか」で持続可能な木材を用いると共に、壁面すべてを漆喰やモルタルコンクリートを用いた左官によって仕上げられている。さらに、スコットランドで100年以上前に活躍した建築家、アーティストでもあるC.R.マッキントッシュの仕事に触発された空間をつくることによって、デザインやアートといった創造的な仕事の数々には、空間や場が持続可能であるために必要な要素が多々あることから、そうした表現を紹介しつつ継承し、空間として表現している。2階にはRYOZAN PARKとして初となるギャラリー空間を備え、アートやデザイン、工芸などの活動を応援する象徴的な場を作り上げた。時代に即したクリエイティブな事業の創出や創業をバックアップするための仕組みづくり(デザイン)もまたCREATORS GUILDの大きな特徴でもある。
Kitchen space
1階には、一般的な家庭の調理から、食のプロフェッショナルが使っても遜色ないキッチンを中心に配置。
内装材には国内外から入手可能な人の顔の見える「素性があきらか」で持続可能な木材を用いると共に、壁面すべてを漆喰やモルタルコンクリートを用いた左官によって仕上げている。
Meeting space
Work space
Gallery space
RYOZAN PARKとして初となるギャラリー空間を備え、アートやデザイン、工芸などの活動を応援する象徴的な場を作り上げた。
Living space
Responsible | Space, Design
Location | Sugamo ,Japan
Projects member | Noritaka Takezawa, Masahisa Koike, Norio Oyama
Date | 2020