RYOZAN PARK Lounge

1枚の絵から始まった、古城のようなラウンジスペース

この場所は、もしかすると「日本一仕事しづらいオフィス」かもしれない。そう感じるのは「どのオフィスよりも想像力を掻き立てられるような空間を」というクライアントのリクエストが完璧に実現された場だからである。
このようにRYOZAN PARKが自負する独創的なシェアオフィスは、NYのギャラリーで見つけた1枚の絵から始まった。暖炉の火を眺めながら、バーカウンターの周りに集まりながら独創的で創造的な会話が起こり連鎖する空間を基本コンセプトに、スコットランドに古い城をイメージしつつ、床面積に対して天井高が低い空間に対して、荒々しい石積みと天井を支える梁、壁面から繋がる有機的な形状の椅子をモルタル造形左官によって制作配置することによって、空間全体を横方向へと広がりをもたせた。また、石と木と土といった天然素材を可能な限り用いて空間をつくることによって、制作に関わるそれぞれが持つ技と個性が発揮されると同時に、チームワークによる空間づくりが可能となっている。こうした、自然素材に精通したつくり手によって、その場に最も適したチームをつくれることもまたCREATORS GUILDの大きな特徴とも言える。世界中のアンティーク家具や調度品に加え、この場に合わせて制作した椅子や照明器具。それぞれの個性が混ざり合いながら新しい可能性を切り開いてゆく。こうして、これからの時代をつくる人々が集うための創造的空間が誕生した。

Exterior

Bar

キャプションキャプション

Fire Place

暖炉の火
場所のきっかけとなったNYのギャラリーで見つけた1枚の絵
Client | Ryozan Park
Responsible | Space, Design
Location | Sugamo ,Japan
Projects member | Noritaka Takezawa, Masahisa Koike, Norio Oyama
Date | 2019