RYOZAN PARK Annex

巣鴨で異国を感じる。アートギャラリー風のシェアオフィス

RYOZAN PARKが手掛けた3件目となるシェアオフィス。元々、建築構造設計建材の会社事務所だったフロアをフルリノベーションしたCREATORS GUILD初のプロジェクトである。
デザインは一枚の写真から始まった。場所はどこかはわからなかったがその空間が醸し出す雰囲気は東京ではなかった。ロンドンの古いビルを改装したらどうなるか?そんな考えをベースにデザインを始めた。多くの木資材を使用することが予め想定出来た為、当初より国内・海外からの「素性のあきらか」な木材調達をコンセプトに掲げた。さらにインドネシアから持続可能な植林マホガニーのモール材、歴史建造物の修復にも使われる英国Follow&Ball社のペンキ塗料、100%リサイクル素材で作られたへリンボーン組みした床材を用いることで、写真の雰囲気を実現する為に徹底的に素材と色にこだわり制作を進めていった。ハイライトはCREATORS GUILDが得意とする「アートワーク」である。スコットランドやニュージーランドで集められた絵画や、RYOZAN PARKの居住者で当時東京藝術大学の客員研究員をしていた、亡命キューバ人画家アルベルト・ペレツが絵を寄贈してくれたことから、アートギャラリーのようなシェアオフィスとして生まれ変わった。

Client | RYOZAN PARK
Responsible | Space, Design
Location | Sugamo ,Japan
Projects member | Noritaka Takezawa, Norio Oyama, Masahisa Koike
Date | 2018